義母の想い出

枝豆は湯をわかしといてから

 

毎朝お邪魔しているブログ 枝豆 - 鳥がよむ俳句。 
昨日の一句でした。

 

この句を見て義母の話を思い出しました。

夫は中一で転居しましたが、それまでは大家族の田舎暮らし。

台所に井戸水が引かれ、野菜を洗う時に、夏はひんやり、冬は温か。

そして枝豆を茹でるときは大鍋を火にかけ、畑に獲りに行く。
まさに昨日の一句そのものでした。

 

一時期、5家族、子供十数人。4人の未婚の弟妹。
それに働いている人たちも。
義母は嫁として大変だったことと思います。
味噌、醤油は自家製。
沢庵漬けは食べる時期によって塩加減し幾樽も作ったそうです。
聞いているだけで気が遠くなるような話でした。

 

つくばにいたころは、春夏の帰省時、長女出産の時は冬だったこともあり前後3か月、
夫が海外にいた時も夫の実家におりました。

義母と二人、田舎暮らしや夫の子供のころの話をしながら台所に立っていた時間は楽しく、最近よく思い出します。

息子3人を育てた義母は痩身のきれいな人でしたが、肝っ玉は特別製でした。
亡くなる前日の夕方、いつものように犬の散歩をし、翌朝のことでした。
嫁入りのときの白無垢を着て義父のもとへ逝ったのです。
そして息子の長男Mが生まれたのは半年後でした。


亡くなって14年になります。