方向音痴 2

ブログを見てくださる方の中にも方向音痴の方がいらして少しほっとしています。

新潟に帰ってきて間もないころのお話。
その頃、我が家は夫の実家の比較的近くでした。自転車で15分くらい?
家の片づけをすませ、子供たちが帰るまでの時間よくお邪魔して義母とおしゃべりをするのは大変楽しい時間でした。

「今日は鯛があるからみんなで食べに来たら?」と母の誘いにすぐok。
「本わさびがあった方がいいわねー。」と母が言うので自転車に乗って大型スーパーへ。
気候もよくルンルン気分で出かけました。
自転車を駐輪場にとめ、目的の物を買い、帰ることに。
ところが出たところに自転車はない。
ちゃんと鍵はかけたし…周りを見ると何か様子が違います。
どうも違うところに出たらしい。
もう一度中に入ったところで解る訳がなくお店を一周すれば行きつくであろうと思い歩きました。
半周したところでマイカーを見つけ、これでもう大丈夫。

関屋分水(信濃川の水量調節,塩水遡上防止等)が見えてきました。
ここまで来たらもう安心。
と思ったのですがそうではありませんでした。
渡っている橋がどうも違うようです。
分水には3本の橋があり、行くときはB、今はどうもCにいるらしい。
渡り終えて辺りを見ると景色が違います。
どうしようと思っているところに宅配便の車を見つけました。
意を決して訪ねました。
「転勤で新潟に初めて来たのですが、私はどこにいるのでしょう。いったいここはどこですか?
R116に出るにはどうしたらいいでしょうか教えてください。」と。
余程困った風に見えたのでしょう、イケメンのお兄ちゃん丁寧に教えてくれました。
それ以来、以前にもましてクロネコのファンになりました。
生まれも育ちも新潟とはとても言えませんでした。

その夜の鯛の刺身の美味しかったこと。
勿論私の失敗談も披露。
母はケラケラと笑いましたが義父、夫は呆れて何も言いませんでした。







私のおバカな話のあとのお口直しに。
キキョウが涼しげに咲いています。