剣道と山茶花。


もう終わってしまいましたが、毎年11月3日は全日本剣道選手権が日本武道館で行われます。
NHKでも生放送されるので忘れない限り観戦します。
今回は高鍋さんが二連覇。



弓道の試合は観たことがありませんが、剣道は勝っても負けても、表情を内に秘め淡々としているところが好きですね。
柔道はスポーツになりオリンピックでも勝つと日本選手のガッツポーズは当たり前になっていますが、剣道ではそんな行動はありません。
全日本クラスの試合になると、試合前から緊張感がテレビ画面を通して伝わってきます。
面、小手,竹刀を手に試合場に入り、用意された畳の上に座ります。
礼をして、てぬぐいを被るときの手の動き、面をかぶり、面紐を結ぶ時の面がね越しに見える表情。
一連の動作がきれいでいつもうっとりします。



礼に始まり礼に終わると教えられる剣道。
四の五の言わずにこうするものなのだ ってことがなくなってきました。
何でも一長一短がありますが、昔から護られてきたことの良さを見直すことも必要なのではと時々思います。







山茶花 御美衣(オオミゴロモ)が庭の片隅でひっそりと咲き始めました。
何とも言えぬ優しい花びらが好きです。