大切な品・パートⅠ。

子供達が幼かった頃、夏休みに新潟へ帰省するのが我が家の一大イベント。
夫の実家は海岸が近いので午前・午後と海水浴に出かけました。

皆が海へ出かけた後、姑と私は食事準備をしながら台所であれこれ話すのが常でした。
姑と言っても年のはなれた友人と言った感じで話が出来るので私にとってはそれがとても大切な時間でした。
姑も「嫁とこんなに話が出来る人はそういないよね。」と言ってくださいました。

長男がまだお腹にいた頃、お産で帰省し夫の実家へもしょっちゅう遊びに行ってました。
姑の嫁入り箪笥の中から出てきたのは夫が生まれたとき母の友人が作ってくださったと言う 
ビロードの黒いコート

夫は健康優良児ですぐにこのコートが着れなくなったそうですが大切に箪笥にしまわれていました。
季節が合わず息子が着ることはありませでした。

そのコートを一昨日の保育園の入園式に孫のМ君が着ました。
(そのコートを着せて入園式に出かけた息子夫婦に感謝)
式が終わり我が家で昼食となりましたが、М君は疲れたのかご機嫌ななめでコートと解るような写真は撮れませんでした。
そこでジジちゃん登場。
68年前の写真が残っていました。
西堀の和田写真館で撮影。




娘はこの写真を見て「ヘェーこんな可愛い時があったのね??」と一言。