キョトン と  忘れ物。

亡くなった実家の母は80歳の頃、口がうまく開かないと言って大学病院の歯学部を受診しました。
一通り診ていただいて問題ないのでレントゲンを撮ることになりました。



「○○さーん、外してくださいねー。」と先生。
母は顎のレントゲンを撮るのに何でブラウスのボタンを外さなければいけないのかと思ったそうですが、先生がおっしゃるのだからと、ボタンを外し始めると、
「○○さん、顎のレントゲン撮るのに服を脱がなくてもいいんですよ。」と大きな声。
母が キョトン としていると「入れ歯、外してくださいねー。」だったのです。


母が「私は入れ歯はしてません。」と言うと今度は先生が キョトン
「ほー80でこれだけ歯が残っていて、入れ歯がないなんてこりゃーすごいなー。」とお褒めの言葉。
私は病院での様子を見たわけではないのに時々思い出し一人笑っています。


一昨日孫の体調が悪く預かりました。
来たときは歩いて、夕方はお母さんに抱っこでお帰り。
孫が帰った後、玄関に可愛いサンダルの忘れもの。
床の間に飾っておきたいほどの可愛さです。