2015年に亡くなられた作家 火坂雅志氏夫人中川 洋子氏 が書かれた記事が地元紙新潟日報に載っていました。
(抜粋)
「雪国の冬の暮らしは、穴ぐらのなかにいるようである。
活動が極端に制限され毎年、正月はコタツにもぐって過ごす。
大雪でバスが止まって、高校から2時間かけて真っ暗な雪道を歩いて帰ったこともあった。
そんな暮らしを辛いとも何とも思わず、当たり前のことのように受け止めていた。」
ところが上京して山の向こうの明るい世界を知るようになると、
(この理不尽なまでの差はいったい何なのか)
と、静かな怒りにも似た気持ちを抱くようになったという。
中略
「雪は負の面だけではない。長い冬がおわり、春がおとずれると、山から清冽な水が流れ出す。ちょうど田植えのころ、その水は広大な水田を満々とうるおし、ゆたかな稔りを約束してくれる。」
大河ドラマ放映後、直江兼続役の妻夫木聡さんと対談している。その中で表現して欲しかったことの第一に雪国の心を挙げている。
「冬というのは雪国の人間にとって重く、苦しいものだけれど、そこで逃げず、投げ出さず、耐えに耐える。ただじっと耐えるだけじゃなく、そこでむしろ力を養って、
春に美しい花を咲かせるのが雪国の心です。」
私の暮らす新潟市は雪のない新年もありますが火坂氏が生まれ育ったところは
豪雪地帯。
先月降った雪は消えています。
スーパーでは除雪した山のような雪が小さくなってきました。
今日は比較的暖かく時折、青空も見られました。
天気予報では明日も☼マークがついています。
それだけでも嬉しい。
息子夫婦の仕事は変わらず忙しくMもKも頑張っています。
先日の 鶏の唐揚げ と 白菜と鶏ひき肉の生姜スープ が美味しかったとのことで
また作って届けました。
それに我が家の夕食の 助宗鱈の煮つけ、厚揚げと生きくらげの炒め物、もやしと胡瓜のナムルも。