バルカンとの残された時間は極めて短いと感じたのは一昨日(15日)。
15日は立ち上がれたのに昨日は手足をばたつかせるだけ。
この10日ほど、口にしたのは水のみ。
よく頑張っていると思います。
わずかな水でも刺激されて嘔吐。
その方がつらそうです。
15日深夜12時近く、呼吸が荒くなり、夫と二人、声をかけながら見守る。
3時半ごろに少し落ち着いたので、ベッドに入るが気になって眠ることが出来ない。
あまり静かだと息をしているのかと気になり、起きてそっと体に触れてみる。
息づかいを感じほっとする。
その繰り返し。
小平のブリーダーさんから新幹線で連れてきたことが昨日のことのように思い出され涙がこぼれる。
バルカンは夫との散歩を日課としていましたから夫が大好きで、姿が見えなくなると落ち着かない仔なのです。
夫が外出の時は玄関近くで、二階にいるときには階段下で待っています。
昨日、朝から夕方まで小康状態。
一昨夜、ほとんど寝ていないので眠いはずなのに、ベッドに横になっても落ち着かない。
昨夜は12時前にベッドへ。
日付が変わって2時頃夫に声をかけられた。
バルカンの表情が変わっていました。
呼吸が乱れ、最期が近いと感じました。
今日はRの学童で娘は5時に起きてバルカンの様子を気にしながら、お弁当を作り始めました。
夫が朝食を食べている間、一人でバルカンを見ていると5時20分頃、呼吸が乱れておかしい。
急ぎ夫を呼ぶ。
呼吸が落ち着いたようなのですが、夫がバルカンの体を触って「よく頑張ったね。」と一言。
バルカン14歳3か月。
穏やかな最期でした。
Rが二階から急いで下りてくる足音。
バルカンの脇に座って無言。
静かにバルカンを見ていました。
しばらくして「ウ・・・・ワァ===。」と号泣。
私と娘は静かに涙。
新潟に帰ってきて3年目に家を建て、最初の仔、ジュピターを迎えてから32年。
末っ子バルカンを見送り、犬との生活が終わりました。
賑やかで楽しい生活でした。
ありがとう。
ジュピター・バッカス・アポロン・マーキュリー・クロノス・・・そしてバルカン。
可愛い仔たちでした。