また一つ・・・。

ミシン仕事をしていて糸が足りなくなったり、針が折れた時には「行ってきます。」と、歩いて5分の手芸店へ行きます。今日も新しい生地が届いたので糸を買いに出かけました。すると申し訳なさそうにお店の人からチラシを渡されました。『11月10日で閉店します。』の挨拶状でした。
以前は近くのスーパーの店内にお店があり、そのスーパーの閉店と共に近所に移転してきたのでした。同年輩の女性で合わせて50年やってこられたそうです。冬場はストーブを囲んで数人で編み物をする楽しそうな様子を見ることもありました。生地を持ってきて糸を選んでもらう人。サロンのような雰囲気でした。
大手チェーンの手芸店も車で10分ほどにあります。しかしボタンが2個欲しいのに袋に入った6個入りを買わなければならず、また紐類もカットされた物ばかり。
大型店にはそれなりの良さもありますが、温かみのある小さなお店がまた一つ消えていくのは淋しい限りです。