お風呂に入った二人がなかなかあがってきません。
洗面所のあたりで二人の声がします。Rは時々泣いているようです。
今度は場所を変え、階段のところ。夫は新聞を読み、私はパソコンに向かっていましたが気持ちは二人の話のする方へ・・・。
しばらくしてRが目に涙をいっぱいためて私のところにやってきました。
「RちゃんはRちゃんのやり方があるのにお母さんが駄目っていうの。Rちゃんだってちゃんと考えてやっているのに・・・。もう子供じゃないんだから子ども扱いしないでほしいの。」
ギョギョ 子ども扱いしないでほしい 初めて出ましたこの言葉。もうびっくり。
「じゃーRは子供じゃないの?」
「Rちゃんはお姉さんなの。」
「Rちゃんが泣きながらお話するから何を言っているのかわからないのよ。お姉さんなら泣くのをやめて、ちゃんとお母さんにお話ししてごらん。」と言うと娘のところに飛んでいきました。私のところで話している間、感極まって涙がぽろぽろ。鼻水ズルズル。
しばらくして、あれだけ子供じゃないと言っていたRがコアラのように娘に抱かれて、階段を上がって行きました。
Rはいつも寝る前に「おやすみなさい。また明日。」と言って私の頬にチュをしてくれます。
今夜は涙と鼻水の混じったチュでした。